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ENCOMING（インカミング） CLASSIC LONG SLEEVE SHIRT （OLYMPIC BLUE）

ENCOMINGの1stコレクションより、70年代のイギリス軍のシャツから着想を得たロングスリーブシャツが届きました。素材に上質なメキシコ産ピマコットンを使用したシャツ生地に、マイクロピーチ加工を施して上品な光沢感と滑らかさを表現。さらに反発加工で程よい肉厚感をプラスしています。パターンには、首回りの可動域・身幅・首元のゆとりのあるものを採用し、ミリタリーの面影を残しつつドレスシャツ仕様の縫製を用いてクラシックさの中にも違和感を表現。贅沢なベージュのシェルボタンが品の良さを漂わせています。ジャケットとの組み合わせはもちろん、カジュアルなコーディネートにもさりげなく羽織れる逸品ですので、ぜひ取り入れてみては如何でしょうか。

1stコレクションのテーマは”EXPRESSION CRASH”。1950年にフランスの「Georges Bernier & Rosamond Bernier」から出版されたアート・美術誌「L’OILE」、ドキュメンタリー写真を撮り続けていた「Robert Doisneau」から着想を得ています。当時大きなアートムーブメントとして認識されていた”CUBISM”。モンドリアンに代表されるコンポジションの作風であり、引き算の美学や、まるでその背景にあるものを具象化した作風であり、時を同じくして50年代のフランスで生まれた無意識的な作風でアクションペインティングとも呼ばれる”TACHISM”はアンダーグラウンドなムーブメント。全く異なる作風で対照的な表現のアートだが抽象的であり、大きくブロッキングが施されているなど共通点も見受けられる。第二次世界大戦後に表現された”TACHIZM”は過激的であり、また当時のメインストリームであった”CUBISM”に対しての反骨的表現であった。その対照的な表現が交わる部分に新たな価値観を見出し、その狭間をコレクションにて表現している。

”ENCOMING / インカミング”
ロンドンのキングストン大学でファッションデザインを学び、「NICHOLAS DALEY」にて 2年間に亘りシニアデザイナーを務めた「加藤 大気」により、21SSシーズンよりスタート。英国で培った感性と、気鋭ブランドで培った哲学をもとに、日本の地でコレクションへと昇華しています。